【資格保持者が考える】家電アドバイザー資格は必要なのか?

仕事

こんにちは&こんばんは、Hideto WeblogのHidetoです。

今回は、4年ほど前に筆者が取得した家電アドバイザー資格について、その価値について考えます

筆者が資格を取得をした時から5年が経とうとしており、今回その期限更新の案内が協会から届いています。今回更新はしませんが、資格保持の価値はあったのかの観点で振り返りをしたく記事にします。

結論、価値はあったと思います

では、資格の概要を踏まえてなぜそう思ったかを記載します。

家電アドバイザーとは

まず、資格概要に関して記載します。

概要

家電アドバイザー(正式名称:家電製品アドバイザー)は一般財団法人家電製品協会が主催する、家電製品アドバイザー試験に合格することによって与えられる資格です。

この資格がないと何かが行えないなどの必須条件ではないですが、公式サイトにもあるように、主に家電業界の営業さんやコールセンターのオペレーターの方に多く取得されている資格となっているようです。

また、以下公式コメントも抜粋します。

『家電製品アドバイザー』は、家電の購入や使用の場面でお客様のよき案内役として、家電製品に関する豊富な知識と最新の情報によりお客様のニーズに合った製品の的確な選択やご提案、また家電製品の上手な使い方などをアドバイスする人材を認定する資格です。資格は「AV情報家電」「生活家電」の2種類があります。さらに2つ共に資格を取得(合格)されると総合資格が付与されます。
https://www.aeha.or.jp/nintei-center/adviser

かくいう僕も家電業界に勤めるものとして資格取得したため、協会のターゲット通りのシナリオです。

また、2種類ある家電アドバイザーのうち、僕は自分に関連する「AV情報家電」分野においてのみ受験し合格しました。もう一つの「生活家電」分野と合わせて取得することで、総合資格を取得できるようです。

習得できるスキル

次に、資格を取得することで獲得できるスキルの概要を記載します。

Check
  • 1:販売実務知識、接客マナー及びコミュニケーション力を持っている。
  • 2:対象品目の基本動作原理、仕組み、上手な使い方、安全な使い方、禁止事項などに関する知識があり、分かり易く説明できる。
  • 3:設置・接客・セットアップ、調整等に関する基礎的な技術知識及びソフト業務知識があり、適切なアドバイスができる。
  • 4:不具合発生時の一時対応ができる。また、故障と間違われ易い事象について、製品故障か使用方法の不適切か、ある程度の切り分けができる。
  • 5:電気安全に関する基礎知識及び関連する法規の知識があり、適切な運用ができる。
  • 6:家電リサイクル法、容器包装リサイクル法等の主旨と廃家電受付業務処理手順を理解し、実践できる。

資格保持によって主に家電製品への理解が深まるのみならず、関連する法規にも知識の裾野が広がります。

試験

名前の通り、家電を中心とする電機製品全般に関する知識を問う試験となります。

試験科目

試験内容を大別すると下記となります。

  1. AVーオーディオヴィジュアル機器関連試験(いわゆる黒物)
  2. 生活家電関連試験(いわゆる白物)
  3. CS/法規関連試験(CS=カスタマーサティスファクション)

このうち、3)CS/法規は必ず受験せねばならず、1)と2)は片方か両方かを受験者の希望取得資格に応じて選択可能です。

つまり、1)と3)受験と合格でAV家電アドバイザー資格取得、2)と3)で生活家電アドバイザー資格、1)と2)と3)すべて受験/合格で総合家電アドバイザー資格取得、ということになります。

難易度

僕は人に勉強を教えるプロではないので主観ですが、ちゃんと勉強する時間が確保できれば受かる難易度ではないかと思います。

ただ先ほども触れた通り、家電の仕様や注意事項などの基本知識に併せて関連する法規制も試験範囲となるため、法律関連を今まで学んだことがない筆者にはやや鬼門と感じました。基本的に法令の制定年度や内容などは丸暗記になるため、製品の仕様から一部類推もできる家電取扱関連の問題とは異なり、こちらの学習は一定の単純反復学習が必須だと思います。

また同じ合格でも取得した点数に応じて異なるグレードの認定資格を獲得できます。具体的には、試験の結果がいいとゴールド合格資格が授与されます。ちなみに僕は普通の合格資格でした。例えると自動車の普通免許から無事故/無違反で獲得できるゴールド免許のようなものです。つまり資格それ自体に差異はないですが、よりプレミアがついている資格のようなイメージです。

意見

ここまでの前提を踏まえ、資格取得は価値があったかを振り返ります。

僕自身、資格取得に価値はあると思いました

理由は以下の2点です。

根拠
  1. 能力を定量的に証明できる
  2. 会社に忠誠心を見せられる

以下、各根拠を説明します。

1. 能力を定量的に証明できる

正直この資格に限った話でなく、学歴至上主義が根強い日本にあってより当てはまる考え方ですが、やはり人は肩書きや資格などの権威性に驚くほど従順です。

例えば、英語がペラペラだけどTOEICは受けたことがない人、英語はあまり話せないけどTOEICは900点の人がいたとします。例えば就活という切り口で評価する際、評価されるのは後者です。つまり、初対面の場で相手から信頼を得るためには自分の能力を定量的に証明できることが重要なのです。

推察ですが、おそらくこの家電アドバイザーの資格勉強をする/することを推奨される、ということは、会社ではある程度若い層の方なのだと思います。そういった方であれば尚更、取引先に軽んじられないように肩書きで武装するのはよい手だと思います。

2. 会社に忠誠心を見せられる

これは副次的な効果かもしれませんが、資格挑戦ならびに取得は会社に自分の姿勢を見せる良い機会です。

例えば、資格の取得を会社側から推奨された場合を考えます。この場合、試験の受験は受験者の任意ということになります。例えるならば、上司から「試験を受けておいて」と言われてはいるが、必ず実行しなければいけない状況ではないというシチュエーションです。しかしながらこの場合、試験の受験と願わくば資格の取得はほぼ必須と断言してよいでしょう。なぜなら、上司の指示に従わない部下は、可愛くないからです。

ある状況、例えば、どんな指示でもできるかわからないけど前向きに頑張りますと二つ返事で仕事を引き受けた部下と、返事を渋り指示の引き受けを遠回しに拒んだ部下を比較した場合、上司から見てかわいいのは前者の部下であることに反対の意を唱える方は少ないと思います。これは主観での好印象も去ることながら、客観的にみても同様です。前者は失敗を恐れず前向きに挑戦し、後者はしなかった。評価する側は、客観的に評価をします。好き嫌いはあれど、ある物事を実行したか/しなかったかは、0か1で判断可能です。そのため、主観/客観どちらにおいても、まず何事も実行することは絶対的に有効打なのです。

感想

家電アドバイザー資格の取得価値を考えると、広く会社での上手い動き方にも繋がると感じました。

資格取得自体は単なる点ですが、この1つの点への向き合い方一つを取っても個性が出ると思います。

これを読まれる皆さまには、ぜひどんな資格でも取得に向けた挑戦をお勧めします。

以上です。

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